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Interview11
ザ ストリングス 表参道
調理部 製菓
Zelkova シェフ・ド・パルティエ
2022年 新卒入社T.K.
中学生の頃から、料理の道を志していました。そんな私がパティシエの道に興味を持ったのが、高校生の頃のこと。母にケーキをつくったところ、とても喜んでもらえたことがきっかけでした。その後、製菓の専門学校に入学しました。ベストホスピタリティーネットワークを知ったのは、専門学校で目にした求人票からです。
社名を検索してみると、ザ ストリングス 表参道のウエディングケーキの写真が出てきました。とてもきれいだったのを覚えています。自分も、この式場に見合うケーキをつくれるようになりたい――そう思い、面接試験に臨んだのです。希望通り、ザ ストリングス 表参道に配属された時はうれしかったです。
入社4年目を迎えた今春からは、シェフ、スーシェフに次ぐシェフドバルティエの肩書きで働いています。入社1年目は何もわからないまま日々の仕事をこなしていましたが、2年目、3年目からできる仕事が増えていき、自分で何かを考えなければいけない場面も増え、忙しいながらも充実した日々を過ごしています。
特に、入社3年目の夏からは、1階のショーケースで販売しているケーキのデザインを考えさせてもらえるようにもなりました。加えて、TAVERN by the green(タバーン)のシェフから、コース料理の最後に出すデザートである“アシェット”を考えてほしいとの依頼があり、自分の考案したものを出してもらっています。
ザ ストリングス 表参道の製菓部門で働くところの良さは、このようにいろいろなデザートづくりに携われるところにあります。ケーキ単体のデザインを考えるのと、1枚の皿全体のデザインを考えるアシェットでは頭の使いどころが変わってきます。自分の知見を蓄えていけることはもちろん、さまざまなデザートをつくれることが単純に楽しいです。
先輩方はウエディングケーキにも携わっています。
厨房では、どのケーキがいくつ売れたかを見れるようになっており、自分のケーキが連日のように買ってもらえたのだとわかると、とても幸せな気持ちになります。表参道という土地柄、専門学校時代の友人がショッピング帰りにケーキを買いに来てくれることもあるんです。
仕事をしていてうれしいことは、ほかにもあります。やはり、自分を一番見てくれているのはシェフやスーシェフなどの先輩です。先輩に仕込みの生地の仕上がりなどを褒められると、自分の成長を感じられます。実は入社前は、この業界は怖い先輩ばかりのイメージがありましたが、実際は職場に優しい先輩が多く助けられています。だからこそ、自分も後輩には丁寧に指導しようと心掛けています。
表参道はトレンドの発信地の一つでもあるので、土地柄にふさわしいケーキをつくれるように、同業他社の研究は人一倍するようにしています。日本だけでなく、海外のシェフの作品も見るようにして、自分なりのアンテナで情報収集に努めています。あとは、身近にいるシェフとスーシェフの腕が確かで、今の自分にはできないクオリティの仕事をする人たちです。周りに手本となる人がいることは、とてもありがたいです。ザ ストリングス 表参道では、製菓部以外にもたくさんのスタッフが働いています。プライベートでは気の合う人と一緒にゲームを楽しんだりと、親睦を深めています。
今後は、アラカルトのデザートを1皿手掛けられるようになりたいと考えています。ザ ストリングス 表参道は結婚式場として多くのお客様に利用いただいているため、入社前に思っていた通り、いつかはウエディングケーキもつくれるようになりたいので、腕を磨いていきます。目指すはスーシェフ、そしてシェフ! ザ ストリングス 表参道のデザートはアフターヌーンティーやパフェなど、SNSで話題になっているので、自分が考案したデザートもいつか世間の目に届くように頑張ります。
2025年4月取材
※インタビュー内容、所属、役職は取材当時のものです。
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