4人がブライダル業界を志した理由
みなさんがブライダル業界を志したのは、どうしてでしょうか。
佐藤- 私は中学生の頃に、親族の結婚式に参列したのがきっかけです。初めて結婚式に参列したので、ウエディングドレスを見たのも初めてでしたし、花に囲まれて幸せそうに笑う新郎新婦様がすてきだなという気持ちでいっぱいになりました。それからは、ずっとブライダルの仕事に就きたいと考えていました。
鈴木- 通っていた大学の目の前に結婚式場があり、ウエディングドレスを着た花嫁さんを見ている内にブライダル業界に憧れを持つようになりました。高校生の時に受けた職業適正診断で、イベントプランナーという結果だったのを覚えていたのもあります。
石田- 幼馴染がウエディングプランナーの仕事を目指していて、「あなたも絶対向いているよ」と言われて、専門学校のオープンキャンパスに一緒に行ったのが始まりでした。人を幸せにする仕事がしたかったので、良かったなと思っています。
杉原- 私は中学時代にダンスをしていたんですけど、その延長でYouTubeのフラッシュモブによるプロポーズの動画を見たことがあって。なんてすてきなんだろう、と思ったのが最初だったと思います。
ブライダルと言ってもゲストハウスや他のホテルなど、さまざまな選択肢がありますよね。
みなさん、ベストホスピタリティーネットワークを選んだのはどうしてですか?
石田- 私は専門学校プランナー科の実習で紹介してもらって、アルバイトをしていたんです。3年弱の実習を終えて、このまま、この人たちと働きたいと思いました。それだけ、人間関係が良かったんです。
佐藤- 専門学校に求人が貼ってあるのを見て、ウェブサイトを見てみたところ、ウエディングに特化した親会社だと知って、一気に興味が湧きました。
鈴木- 私は合同説明会に参加して、です。ブライダルのなかでもホテルに特化したブースがあり、そこで親会社であるツカダ・グローバルホールディングを知りました。その場にいた人事の部長が大学の先輩だったので話も弾んで。いいご縁となりました。
杉原- 大学時代の友人が親族の結婚式に参列したんですけど、それがザ ストリングス 表参道で。そこで、どうしたらここで働けるんだろうと思って、会社のことを調べてエントリーしました。
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ポイントは強固な経営基盤
憧れの職業・企業の内定から出て、うれしかったですか?
佐藤- はい。ベストホスピタリティーネットワークの強みって、ゲストハウスだけではなく、ホテルの経営もしているところだと思っていて。ゲストハウスだと、コロナ禍の時のように結婚式が減ってしまうと経営難に陥ってしまいますが、うちの会社はそこが違うじゃないですか。そういう会社にプランナーとして入社できて良かったなと思います。
鈴木- 私は違うホテルでアルバイトをしていたことがあるんですけど、全国に転勤があったり、最初から婚礼部ではなくサービスに就くことが決まっていたりと遠回りが必要だと聞いていました。でも、ベストホスピタリティーネットワークは、最初からプランナーとして働けるじゃないですか。そこがいいですよね。
杉原- ザ ストリングス 表参道に憧れて入社したので、ザ ストリングス 表参道に配属されて、今、とても幸せです。白を基調にした緑豊かなチャペルに立つ花嫁さんを見ていると、いい仕事に就いたなと感じます。
石田- 先ほども申し上げたように実習で働いていたので、引き続きこの空間にいられるんだという喜びでいっぱいでした。ここの人は、本当に温かくて。
鈴木- 人の温かさね、それはあるよね。先輩のほうが私より忙しいのに、丁寧に仕事を教えてくれるとか。困っていると、必ず一緒にどうすればいいかを考えてくれたもん。
杉原- 私の先輩も「一緒に頑張ろう」と、手伝ってくれます。先輩だけじゃなくて、後輩も手伝ってくれます。それこそ、石田さんとか。職場に一体感があるな、というのはよく思うことです。
石田- 私はまだまだ入社して半年なので、先輩の手伝いくらいしかすることがないんです……!
佐藤- 偉いよ。私、最初の2年間は自分のことで手一杯だったもん。ミスをした時に周りがいろいろとフォローしてくれて、思わず涙が出たっけ。
みなさんのそれぞれの立場から、今の仕事の魅力を教えてください。
佐藤- やっぱり、いろいろな人に出会えることが一番だと思います。普通に生きていたら、絶対に関わり合うことがないだろうなという年齢層や職業の人たちとも知り合えるので。あとは「ありがとう」とこんなに言ってもらえる仕事って、他にどれだけあるのだろうと思います。
鈴木- 20代の内から、人生の一大イベントを任せてもらえる仕事も他になかなかないですよね。貴重な経験をさせていただいているんだなと。
杉原- そうですよね、新郎新婦様にとっては人生の貴重な一日ですもんね。そのご準備を一緒にさせていただけて、「あなたに担当してもらって良かった」と言ってもらえた時は感極まるというか。その後も、記念日にはザ ストリングスに食事にしに来てお顔を見せてくださったりと、お付き合いが続いていくのがうれしいです。
佐藤- わかる。お子さんが産まれて、ご報告に来てくださったり。一生もののご関係だなと思う。
石田- 自分はまだまだこれからですが、欠勤した先輩の代打で二次会の担当をしたことがあります。その時に、感謝の意を伝えていただいて、これからも頑張ろうと思いました。
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それでも結婚式がなくならない理由
結婚式をしない人が増えたと言われていますが、結婚式をやる意味はどういうところにあると思いますか?
鈴木- いつもは伝えられないパートナーや両親など、周りの方への思いを言葉に、そして形にする場だと思っています。ご新郎ご新婦様の親族、ご友人、職場の方、お世話になった方が一挙に集う場はなかなかありません。日常では伝えられない思いを表現するための場として、一組でも多くの新郎新婦様が増えてくれればと願っています。
石田- 自分の大好きな人たちに囲まれて、一生に一度の一番幸せな時間を過ごすことができますもんね。
佐藤- その通りだと思う。自分の人生に関わってくれた方にお礼を言う機会って、実はそうないんだよね。
杉原- だからこそ、何度、結婚式を担当しても毎回、感動できますよね。 ストリングスに食事にしに来てお顔を見せてくださったりと、お付き合いが続いていくのがうれしいです。
最後に、これからみなさんが会社で実現したいことを教えてください。
杉原- 今、会場ごとにInstagramなどのSNSアカウントがあるんですけど、プランナーやお客様の声などを掲載してみたいと思っています。広報の方と要相談ですね! やっぱり、実際にうちの式場で式を挙げてくださった方のコメントには説得力があると思うんです。
石田- それ、いいですね! 私は実習の時、チャペルの扉を開けるという大事な仕事を任せてもらっていて、新郎新婦様の表情を見る度に感動していました。そういう裏側のドキュメンタリーのようなSNSの投稿も、掲載の許諾が取れればすてきかもしれません。
鈴木- 私は挙式の料金を抑えたプランを提案してみたいです。コロナ禍を経て、結婚式を挙げる新郎新婦様が減ってしまったので、現場は一組の単価で予算を獲得しようとしがち。でも、そうではなくて、友人を呼ばずに家族だけで式を開くなど、既成概念を取り払った結婚式のプランがあってもいいのかなと思うんです。
佐藤- 私はマネージャー職ですけど、やっぱり現場の感覚が忘れられなくて。結婚式って、本当に感動するじゃないですか。ホテルとゲストハウスで場所は違くても、同じベストホスピタリティーネットワークの一員として、ブライダル業界を盛り上げていけるといいよね。先ほども申し上げたように、うちの会社はゲストハウスだけでなく、ホテルの経営をしているところが強みなので、求職者のみなさんには安心してもらえる経営基盤があります。
鈴木- 若手でも平等にチャンスがあるのもいいところですよね。ホテルでも1年目から婚礼業務に配属してもらえるのも、改めてになりますがアピールポイントです。
2024年10月取材
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