お客様のウェブ体験を向上するため、Cookieを使用しております。
クッキーに関する詳細はこちら
Interview10
ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ 婚礼営業部門 部長
婚礼営業本部 部長
2010年 新卒入社Y.Y.
大学時代は、蜘蛛の糸の研究をしていました。いわゆる理系の学生が「どうしてウエディングの道に?」と聞かれることが多いのですが、実は予備校の講師にホテルのブライダルのアルバイトを紹介してもらったことがありました。華やかな印象が残っており、就職活動でも1社だけブライダルの企業も受けてみようと、面接を受けました。
研究職や製薬会社、大手メーカー、華やかな広告業界、様々な道に進む選択肢がありましたが、会社説明会で非日常な上質な空間を使って新しい価値を創る事は無限の可能性がある事、売上と感動のダイナミックさ、常に新しさを追い求め続ける面白さ、学生ですが社長の話にここでの仕事はいつまでも面白そうだ、と胸が躍った事を今も覚えています。入社してから、15年。今では婚礼部の部長を拝任し、今なお、ウエディングの新しい可能性を追い続けています。結婚に関する価値観が時代と共に変わっていきますし、ベストホスピタリティーネットワークは結婚式の舞台を拡大し続けているので、飽きることがありません。それどころか、新しい発見が日々あります。
特に、当社のグループ会社が運営し、私たちが婚礼受託を担っているキンプトン新宿東京では、限りなくパーソナルなサービスを展開するホテルとして日々運営しています。時代とともに価値観も変わり、ペットも今では家族の一員となりました。エレベーターに入るサイズ感であれば、どんなペットでも入館可能で、お客さまだけでなく、スタッフの個性も尊重した価値観を持つホテルで、ここでのウエディングの空間はまたとないユニークで海外のウエディングをそのまま持ち出したような雰囲気になっています。開業して数年経ちましたが、今も沢山のお客様に愛され、ベストホスピタリティーネットワークは時代の先端を走っているという自負にもつながっています。
時代の先端を走っていると感じるのは、既成概念にとらわれない本質的で自由なウエディングを目指しているからという点も大きいです。私たちは、新郎新婦様が本当に求めているものを、常に探ってきました。
それが、新商品の開発や独自サービスの展開にもつながっています。私たちの企業理念には「時代と共に変化し続ける 最高のおもてなし企業へ」という一文があります。大切なのは、変わることを恐れない勇気と自由闊達な思考と、本質を見失わない事なのです。
たとえば、結婚式というとテーブルに新郎新婦様が座っているイメージを持つ人が多いと思いますが、私たちの結婚式では、テーブルを取り払って、様々なデザインのソファやチェアにお座りになられることもできます。そのほうが、こだわりの衣装をみなさんに存分にご覧いただけるからです。お二人の隣に久しぶりに再会する友人もお呼びして、より近い距離感で写真を撮ることもできます。自撮り文化が元来からあり、自分たちをどう見せたいかを知っている世代に響き、尚且つゲストと距離の近い結婚式と好評です。「なぜ、結婚式を挙げるのか」という本質さえ見失わなければ、遊び心を自由に取り入れてもいいのです。
今回、求めている人物像として“創造(想像)力”が大切だと考えています。それを持つには遊び心による引き出しを持っていて、それをウエディングに当てはめられる自由な考えも必要です。次に、結婚式の本質を読み解き、絶対にこの人たちの結婚式を成功させたい、〇〇を成し遂げたい、と強い熱意を持っている人。パッションですね。時代の先を行くという点においては、アンテナ感度の高さやスピードも重要です。
そして、何より大事なのは、様々な人の気持ちになれることだと思っています。新郎新婦の立場になって物事を考えるのはもちろん、ゲストや一緒に働くスタッフのことを考える想像力。想像できる人間が集まると、その職場は次から次へ新たなものを創造し、とても働きやすい場となるでしょう。
私も婚礼部門の部長として、顧客からは「ここに任せてよかった」、スタッフからは「この会社に入って良かった」と胸を張れるような会社・組織をつくり上げていきたいと考えています。あなたも、新しい結婚式の形を一緒に創造(想像)しませんか?
2025年4月取材
※インタビュー内容、所属、役職は取材当時のものです。